つばさ通信

編集・発行元:事務局
毎月1回発行

2002年8月発行(第150号)

骨髄データ登録者数

7月(人) 累計(人)
長野 12 2,254
全国 1,619 156,211
*患者現在登録数:1,841人

公的骨髄バンクを通じた骨髄移植 7/31現在 (4,275例)


今月号の内容

 
Monthly Report  
慢性骨髄性白血病  
がん−電話相談−から
活動予定
皆様のご寄付を心より感謝いたします
伝言板

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Monthly Report

2002.8(骨髄移植推進財団発行より抜粋)

骨髄バンク事業の現状(2002年7月末現在)

(速報値)
1.骨髄提供希望者(ドナー)登録現在数 156,211人

登録者数(月別推移、単位:人)

1992年 1993年 1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年
1月 371 16,928 39,436 59,530 69,696 79,681 92,075 110,234 126,236 134,599 149,110
2月 1,637 17,968 42,708 610,61 70,280 80,898 93,402 112,146 126,719 135,001 150,323
3月 3,176 19,829 46,224 62,482 71,174 81,922 94,822 114,354 127,556 135,873 152,357
4月 5,107 21,721 48,937 63,525 71,990 82,795 95,694 115,533 128,020 136,596 153,469
5月 6,639 23,228 50,843 64,452 72,585 83,647 96,864 117,012 128,782 137,355 154,539
6月 8,931 25,204 52,498 65,317 73,186 84,409 98,382 118,315 129,420 138,429 155,666
7月 10,744 26,770 53,719 65,969 74,062 85,798 99,514 119,666 129,803 139,576 156,211
8月 12,076 28,433 54,962 66,782 75,143 86,670 100,825 121,412 130,495 140,831
9月 13,438 30,060 55,704 67,498 76,075 87,309 102,263 123,410 131,399 142,610
10月 14,605 32,143 56,821 68,211 77,247 88,215 104,505 124,467 132,472 144,411
11月 15,403 34,263 58,013 68,761 78,144 89,094 106,346 125,355 133,459 146,050
12月 16,270 36,693 58,737 69,286 78,870 90,759 108,613 126,024 134,012 148,074

※「登録者数」は登録を取り消された方の数を除いた有効登録者数を示します。
※数値は速報値のため、前月および次月値と異なる場合があります。

2.HLA適合患者・ドナーの状況

患者の状況 ドナーの状況
患者登録数(累計) 12,898人
登録受付ドナー数(累計) 194,088人
患者登録現在数 1,841人
ドナー登録現在数 156,211人
2次検査実施ドナー現在数 155,580人
HLA適合患者数(累計) 10,638人
HLA適合報告ドナー数(累計) 65,008人

※患者登録現在数は、患者登録累計数から登録取消された患者数および移植実施患者数を引いた数です。

3.非血縁者間骨髄移植実施数 4,275例

(月別推移)

1993年 1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年
1月 1 93 291 635 1,019 1,407 1,865 2,430 3,148 3,871
2月 3 106 324 674 1,055 1,442 1,910 2,491 3,205 3,942
3月 8 123 354 712 1,075 1,478 1,960 2,549 3,264 4,013
4月 9 134 381 739 1,107 1,506 1,990 2,597 3,306 4,076
5月 18 149 400 774 1,138 1,546 2,028 2,655 3,386 4,145
6月 24 171 438 800 1,176 1,575 2,084 2,722 3,448 4,209
7月 34 188 471 832 1,205 1,626 2,140 2,773 3,503 4,275
8月 38 199 498 855 1,235 1,652 2,183 2,821 3,558
9月 50 218 523 880 1,272 1,697 2,237 2,891 3,621
10月 62 239 560 912 1,315 1,752 2,304 2,970 3,689
11月 79 262 593 953 1,357 1,804 2,354 3,043 3,778
12月 86 269 610 978 1,376 1,829 2,384 3,083 3,817

※移植実施累計数には、採取されたものの移植に至らなかったものが2例含まれています。
※移植数には、海外からの提供例(海外で採取、国内で移植)と海外への提供例(国内で採取、海外で移植)が加算されています。

ドナー登録者数の伸びに黄色信号。前年同月比22カ月連続増加ならず。

(1)7月の登録会。開催数、登録者数とも順調。にもかかわらず、取消者が。
7月のドナー登録者数は1619人で、取消者数は1074人、実質増加数は545人という実績でした。登録会は57回実施され(うち献血併行型48回)、合計744人の方にご登録をいただきました。しかし、取消者数が新規登録者数の66%をしめるほど多かったため、登録会回数は増加しているものの、登録者数では前年同月を下回るという結果となりました。都道府県別の登録会開催数は、東京11回、福島9回、石川7回、沖縄6回、秋田4回、茨城、北海道、京都2回、神奈川、新潟、静岡、愛知、大阪、山口、兵庫、熊本、福井、島根、奈良、栃木、徳島、岐阜が1回でした。

(2)新規ドナー登録者数、伸び悩みか。年度登録者4万人達成は下半期の成果如何に。
前年同月比で、6月まで21カ月連続で伸びていた月間新規ドナー登録者数が、7月は減少となりました。月間ドナー登録者数が、2000年10月から21カ月伸びてきた主因は、各地のボランティアの皆さま、地方行政、日本赤十字社など関係者各位のご協力とご尽力により、いわゆる「行政主導の献血併行登録会」が大幅に増えたことによるものです。2001年度は献血並行登録会の開催数は500回弱。6000人弱の登録者があり、従来型のドナー登録会と合わせると1万人以上と、総登録者の約45%を占めるまでになりました。今年1月から6月の新規登録者数は、前年同期に比べて約30%増、登録会開催数は約85%増でした。このペースが維持されるとすると、2002年度登録者数は3万人となります。それでも年度目標の4万人の4分の3程度の水準ですが、年度登録者数が3万人を超えて目標に近づくか、昨年並みにとどまるかは、9月以降の成果如何にかかっています。下半期好調だった昨年同期を上回る登録者増大、年度登録数記録更新のため、関係者の皆さまのさらなるご協力をお願いします。

(3)地区普及広報委員研修会、各地で開催。ドナー登録推進について共通認識確認。
6月23日から8月3日にかけて、全国6カ所において当財団地区普及広報委員研修会が開催されました。「行政主導の献血併行」のモデル例である福島県(年間約90回開催予定)、愛知県(年間約70回開催予定)の実績を研究し、各地に浸透させていくことを主眼に、ドナー登録推進について研鑚を積みました。@今先進事例の速やかな各地への浸透、A各地における本年度下期計画の上積み、B12月の「推進月間」における全国一斉登録会の成功(内容は次号でお伝えする予定です)−−を確認しあいました。

第5回骨髄バンク公開フォーラム開催。目標へむけての議論展開。

当財団と全国骨髄バンク推進連絡協議会の主催による第5回骨髄バンク公開フォーラム「30万人へ、そして年間1000例へ」が、7月20日(土)、全労済東京会館(東京・西新宿)で開催されました。第1部「コーディネート体制の充実」では、今後、移植需要が年間3000例と予測されることを前提に、財団のコーディネート体制強化の必要性について議論され、専任コーディネーター体制の確立などでコーディネートの迅速化をはかること、そのために人的手当と予算が必要なことが確認されました。第2部「30万人を目指すドナー登録拡大について」では、行政主導の献血併行登録会がドナー登録拡大に有効であるものの、現実には地域格差があることが指摘されました。成果をあげている先進の福島県の取組発表をヒントに格差の是正をはかり、地方行政主導による登録会の推進が求められました。また、日本赤十字社のドナー募集活動に係る位置付けの明確化など、発想転換が必要との議論もありました。第3部は「患者負担金の軽減について」。2年後の保険適用の改定に照準をあわせての行動などが確認され、それまでの妥協策として補助金の増額要求や税制控除を利用すること、移植が必要な患者の負担金が医療費として認められないという矛盾に対する法的対応と大幅な補助金増額を求めていこうという声が多くあがりました。

国の審議会中間まとめ、毎月2回の精力的開催で論議が一巡。

本年3月より開始された国の審議会である「厚生科学審議会疾病対策部会造血幹細胞移植委員会」(委員長・斎藤英彦 国立名古屋病院院長)は、7月31日(水)開催の第9回目の会議で、下記4つの主要テーマについての論議が一巡したことから、中間まとめを行いました。

  1. 需給バランス
  2. 骨髄移植は高齢者等への適応拡大で、年間3000例へ大幅増加すると予測されるため、今後、研究班や関係学会に意見を聞く。ドナー適応年齢も拡大する方向。さい帯血では、保存目標の見直しとして、細胞数が多いさい帯血に移行し、保存数を確保する方向で論議を進める。末梢血幹細胞移植等は、研究班や関係学会から安全性、有効性の評価についての報告を受け、論議を進める。

  3. 実施体制
  4. 骨髄バンクとさい帯血バンクとの連携推進が求められ、献血併行ドナー登録では地方行政の役割が重要。コーディネート業務の重要性、責任の明確化の観点からコーディネーターの専任化が必要。

  5. 安全性の確保
  6. 国際的な基準、規制水準を参考にし、関係学会の意見を確認すること、安全基準担保措置として第三者機関の査察なども必要である。ドナーの安全確保、補償のあり方について、さい帯血プライベートバンクの実態把握、規制の可否、安全対策については、今後、論議を深める。

  7. 財源対策

国民の医療として定着し、今後さらに大幅増加が予測されている造血幹細胞移植については、そのあっせん機関である骨髄バンク、さい帯血バンクの運営費は、基本的に医療保険適用対象とするよう委員会として合意。当面は、事業支援のために国庫補助金の大幅増額が必要。地方自治体等の関係者間の役割分担、国庫補助のあり方については今後の論議に。患者負担金は医療費控除対象とするよう財務省に申し入れるとされた。

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慢性骨髄性白血病


不治の病に希望の光
薬剤耐性など課題も


産経新聞 2002年8月28日より

かつては不治の病といわれた白血病が、飲み薬で治るかも−と期待されているのが、昨年12月に慢性骨髄性白血病(CML)の治療薬として日本で承認されたノバルティスファーマ(東京・西麻布)の「グリベック」だ。CML患者の9割以上に「フィラデルフィア染色体」とよばれる異常遭伝子かあり、グリベックは、この染色体がつくるタンパク質に直接働きかけることで、白血病細胞の増殖を抑えるという分子標的薬だ。
CML患者は40代から50代の発症が比較的多い。現在最も有効といわれる治療法の骨髄移植は、45歳までが望ましいとされ、それ以上の年齢の患者は抗がん剤やインターフェロンなどの薬剤での治療が中心となる。しかし、従来の薬は吐き気などの強い副作用をともなうことが少なくない。グリベックは副作用が少なく、また飲み薬のため通院での治療が可能なことから、患者のQOL(生活の質)を向上させると期待されている。
グリベックの評判は治験の最初の段階である「フェーズT」のときからあがっていた。米国でのことだが、フェーズTでグリベックを処方された84人の患者のうち、9割以上の患者の白血球数が正常に戻り、がん細胞が消滅した患者も3割おり、大きな反響をよんだ。
同社広報グループの岡田祥宏さんは「フェーズTは通常、安全性を確かめるための試験で、有効性を調べるものでない。それがグリベックの場合、従来販売されている薬をしのぐ効果がみられた。これはひょつとしたら、と話題になりました」と話す。
フェーズTの結果を知った米国の女性患者が、臨床試験への参加を希望したがかなわず、インターネットを通じて4千人の署名を集め、薬を使えるようにしてほしいと同社会長に嘆願書を提出するという”事件”もあった。
ここまで積極的な行動を起こす患者は日本ではいなかったが、日本でも治験段階から「早く薬を使いたい」という患者の声が同社に寄せられていた。松本真理・グループマネージャーは「患者さんの生死にかかわることだけに、反響はものすごく大きかった」と振り返る。
日本での発売から半年が過ぎ、現在までのところ重篤な副作用は報告されていない。いい面ばかりが強調されがちだが、他の薬と同様に、効果のない人もいるし、最初効果かあっても病気の進行がそれに追いついてしまうケースもある。
長崎大学医学部の朝長万左男教授(分子医療)は「これまでのデータでは高い有効率が示されているが、本当に治癒するかどうかは今後5年以上の経過をみないとなんともいえない。また、薬が効かなくなる薬剤耐性の報告か増加しており、慎重にみていく必要がある」と指摘している。
(平沢裕子)
=隔週掲載

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がん−電話相談−から


分子標的剤の効果は


産経新聞 2002年8月14日より

質問 : 慢性骨髄性白血病の夫のことでお尋ねします。参断を受けた総合病院の医師からは昨年12月に出た分子標的剤(グリベック)の効能の説明がありました。薬価は高いが骨髄移植のような危険性もなく、勧めたいというのです。夫は内服すれば治るものと、すっかり楽観的になっています。そんなに効果が期待できるものなのでしょうか。

答え : 昨年12月にがん細胞の増殖を抑える機能に作用するこの分子標的剤が日本で認可されて以降、5千人ほどおられる慢性骨髄性白血病の患者さんのうち2,200人の方がこの薬を飲んでおられます。この薬は抗がん剤と違って脱毛も吐き気もなく、通院しながら服用できる点が高く評価されています。日常生活も会社勤めも普通にできます。患者さんに移植の場合と比較してこの薬の話をしますと、ほとんどの方がこのグリベックを選ばれます。効果があって現在も生きておられる方の遺伝子や染色体異常を検査しますと、確かに正常になっていて、まあ治ったのかなと思えるほど結果はいいんです。ただ未知の部分は残っています。薬剤としての効能は確認されてから2年ぐらいですから、検査の結果がよいので完治したのかとか、5年後、10年後に再発しないのかといった質問に対しては、いまの段階では誰も答えられないのが実情です。

質問 : とてもいい話をお聞きしました。期待して治療を受けさせますが、効果がない場合は骨髄移植も可能ですか。また他のがんにも効く分子標的剤は出ていますか。

答え : この薬が効かないという時点で移植を考えるというのは、医者としても患者さんとしても一般的だと思います。この薬が出てからは移植を拒否される方もおられます。いずれにしても医師に勧められているのであれば、お受けになって服用されることに私も賛成です。分子標的剤は乳がん、肺がん、悪性リンパ腫などでも出始めています。

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活動予定


9月7日(土)  真田町ふれあい祭り *骨髄バンクPRで参加

9月8日(日)  第9回ピーターパンこども基金シンポジウム

          *代表齋藤 パネリストとして参加

9月11日(水) 軽井沢高校職員研修で講演会 *代表齋藤

10月6日(日) 長野市ふれあいまつり 会場 若里公園

PR活動をしながら活動資金のためのバザーを開催。
連絡:会場は駐車場が限られますので、長野駅よりシャトルバスが出ます。長野市近郊の方には、今回ふれあいまつりパスポートを同封いたしましたが、それがシャトルバスの無料チケットとなりますので、ご活用ください。
時間等の詳細は次回会報にてご案内いたします。

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皆様のご寄付を心より感謝いたします

(敬称略・順不同)
匿名(20,000円)

皆様のご寄付を心より感謝いたします。

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