| 3月(人) | 累計(人) | |
| 長野 | 11 | 1,949 |
| 全国 | 1,395 | 127,540 |
*患者登録数 9,114人(内長野県142人)
患者登録から移植までの期間を短縮化し、より良い状態で移植できるよう努力を行っています。移植患者が登録から移植までに要した日数の中央値は、98年は268日(約9ヶ月)でしたが、99年は、30日短縮され238日(約8ヶ月間)となりました。各段階の日数は、1)適合ドナーを得られてからドナー候補者の確認検査=3次検査までが14日、2)確認検査から最終同意までが9日、3)最終同意から移植までが5日、それぞれ短縮されています。短縮化の努力は日々続けられています。
骨髄バンクを介した非血縁者移植例数は、ドナー登録者数の増加とコーディネート体制の充実により着実に増加しており、97年度403例(前年度比11%増)98年度482例(前年度比20%増)、99年度589例(前年度比22%増)と、この3年間で約200例と4割以上の増加を示しました。本年度も、関係者のご協力を得ながら移植例数の大幅増加(100例以上)を目指し努力しています。
平成11年度政府補正予算で、5億3千万円のコンピューターシステム化の国庫補助を決定いただき、現在、そのシステム構築が行われています。財団内部(中央・各地区)、さらに外部の関連機関とのリンケージを含め、統合したネットワーク形成により、コーディネートの迅速化の有効な手段となるものです。コンビューター化に伴い事務手続き変更や担当職員の教育、より良いシステムとするための検証と定着化が必要となります。システム稼動により大幅な迅速化が図られることが期待されます。
HLA照合サービス依頼件数 3月 53件(累計2,214件)
うちBMDW照合依頼件数 3月 23件(累計 978件)
97年4月〜2000年3月末までのアメリカ、台湾との相互検索・移植等は下記の通りです。
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患者の会のポスターができました。骨髄移植を実施している県内の病院に掲示をお願いいたしました。不確定ながら、会合を開催し、また患者さんからの問い合わせに応じていきます。
『患者さん・患者家族の意見』を継続して募集し、事務局で各病院の医療スタッフに届けていきたいと思います。直接は言い辛い苦情・希望・感謝、他どんな事でもお聞かせください。
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提供者の負担軽減 環境整備に冷静議論を 2000年3月26日付け讀賣新聞より
血液は日々生まれ、死んでゆく。例えば酸素を運ぶ赤血球は毎日約2千億個が新たにでき、それに見合う分が老廃物となる。体を病気から守る免疫系の主役となる白血球なども同じだ。
こうした血液細胞は、骨髄にある「造血『幹細胞』」から育つ。白血病や再生不良性貧血などは、その異常が原因で、薬剤で治る例もあるが、そうでないと正常な造血幹細胞で置き換えるしかない。問題は、それをどこに求めるかだ。
現在の主流は骨髄移植。骨髄移植推進財団が運営する「日本骨髄バンク」の登録者から、患者と組織型が適合した提供者を選び、造血幹細胞を含む骨髄を採取して移植する。先月末現在で126,699人の登録者がおり、バンクが発足した1991年以来、2,491例の移植が実現した。
しかし、適合した提供者が常に見つかるとは限らない。提供者が見つかっても、骨髄採取のための入院日程の調整などに時間がかかる。待機中に多くの患者が亡くなっていく。その間口を広げるとの期待も込めて、同財団などが導入に向け検討を始めたのが「末梢血幹細胞移植」だ。
末梢血は体内を循環する通常の血夜だが、骨髄にあるのと同じ造血幹細胞をわずかに含む。「顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)」という特殊な薬剤を提供者に注射することで、それを著しく増やして採取し、移植する。
86年に始まり、骨髄移植に続く「第二世代」の治療と期待される。国内でも94年ごろから血縁者間で実施され、すでに300例を越えた。移植した細胞がうまく働く割合も、骨髄移植とそん色ない。来月からは保険の適用も決まっている。
利点は提供時の負担が軽いことだ。骨髄は、提供者に全身麻酔をかけ、腰の骨に何度も針を刺して採取する。入院も必要だ。しかし、末梢血は、事前に5日間、薬剤の注射が必要だが、採取は通常の成分献血と変わらないため、そここ期寺がかかっている。
背景には、骨髄バンクの新たな登録者が伸び悩んでいることがある。今年1月は200人強、2月は500人弱と、「発足以来最悪の状況」(同財団)だ。
米国の骨髄バンクは昨秋、提供者が骨髄か末梢血を選べる方式を採用、日本も同じ方式になるとみられるが、負担は軽い方がいい。実際、厚生省研究班が、骨髄と末梢血の両方を肉親の患者に提供したことがある22人に、再び提供するならどちらを選ぶか尋ねたら、末梢血は15人で、圧倒的に多かった。
ただ、「(提供者への)薬剤の長期的な影響は明らかではない」(広島赤十字・原爆病院の土肥博雄副院長)。さらに末梢血幹細胞移植は、造血機能の回復が速い反面、移植細胞が患者の細胞を攻撃する「移植片対宿主病」の発症リスクが高いとの報告もある。それだけに、提供者と患者に各方式の特質を説明する方法や、長期的な影響の調査法などを詰めなければならない。
同財団企画管理委員の加藤俊一東海大助教授も「米国では2年の準備期間を設けた。日本も1年間は冷静な議論が必要」と話す。
命を支える血液の幹となる細胞を、より安心で手軽に提供できる環境をどう整備していくか。その努力が、結局は患者を救うだけに、本格的な議論を深めてほしい。
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骨髄提供の負担少なく...移植拡大へ「推進財団」検討 2000年3月5日付け讀賣新聞より
白血病患者など重い血液の病気の患者が根治療法を受ける機会を増やすため、厚生省と「骨髄移植推進財団」(本部・東京)は、4日までに、現在の骨髄提供のほか、提供時の負担が比較的軽いとされる「末梢血幹細胞」の提供についても、「骨髄バンク」の提供者が選択できるよう、運営方式を拡大する方向で検討を始めた。年内にも実施方法を決める。提供時に全身麻酔する骨髄移植は、入院時期の調整などで実現までに平均で二百数十日間かかり、その間に亡くなる患者も年間約300人いる。新たな選択肢を設けることで、移植が円滑に進むようになるだけでなく、提供登録者も拡大すると期寺される。
抹消血幹細胞は、体内を循環する血液(末梢血)の中にわずかに含まれる血液の元になる細胞(造血幹細胞)。骨髄の中に含まれる造血幹細胞とほぼ同じ機能を持ち、重い血液の病気の患者に移植して、造血機能の回復を狙う。
提供者には、事前に、「顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)」という薬剤を注入し、造血幹細胞を数億個まで増やす。分離装置を使って造血幹細胞の濃度を高めたあと、患者に点滴して移植する。
骨髄提供では、腰の骨に注射針で数回にわたって穴を開け、骨髄を採取するが、末梢血幹細胞の提供は、全身麻酔は不要で、通院だけで実施する施設もあり、「G−CSF」を3ー5日間注射するものの、提供者への負担は比較的軽いとされ、「第二世代の造血幹細胞移植」と呼ばれる。
1989年に、米国で治療に初めて成功。国内でも、94年ころから患者を抱える親族からの提供による移植が実施され、治療数は、すでに三百例にのぼる。来月からは、この治療が保険適用こなることも決まっている。同財団が選択肢に加えることを検討し始めたのも、この実績が背景にある。
ただ、G−CSFは、利用が本格化してからあまり時間が経っていないため提供者の年齢や高血圧などの病気の有無といった適格条件について、さらに検討する方針だ。
同財団理事の小寺良尚・名古屋第一赤十字病院内科部長は、「末梢血幹細胞移植は、骨髄移植に比べて、患者の造血機能の回復が早く、体力の落ち込みも小さい」と、患者の利点も強調している。
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造血細胞移植「オーダーメード」の治療へ 2000年4月12日付け朝日新聞より
白血病の患者に、健康な人から造血細胞を補い、正常な血液細胞をつくれるようにして病気を治す。
こうした医療は1970年代に米国のE・トーマス(90年ノーベル医学生理学賞)が、白血球型(HLA)の一致、免疫抑制、無菌室での管理という三条件を提唱して広がりました。
でも、白血病の原因はいまだに不明です。可愛い子どもも、若者も、働き盛りも、お年よりも区別なく、突如として襲い、1、2ヵ月で悪化させる。これと闘わなくてはいけない。
そのためにはまず造血細胞移植をより安全で確実なものにし、だれもが受けられる細胞治療として確立する必要があるんです。
国内で第一例目の骨髄移植は75年でした。非血縁者の提供者を募る骨髄バンクもでき、これまでの移植は約六千件になります。
成績はぐんと上がりました。急性白血病では、最初の化学療法で病状が安定する第一寛解期に移植すれば約7割、再発した後でも4−5割が救命できる。慢性白血病も約7割。再生不良性貧血は若い人ならほぼ全員が治ります。
免疫抑制剤が進歩し、提供者の白血球が患者の組織を攻撃する移植片対宿主病(GVHD)の制御が可能になったのが大きい。
赤ちゃんのへその緒などに含まれる「さい帯血」、体を循環する血液に含まれる「未しょう血幹細胞」など選択肢も増えました。
でもまだ不十分。移植が必要な人は年間2000人なのに、かなうのは血縁者間500件、非血緑者間が500件。1000人をどう救うのか。
いまは骨髄をそのまま移植しているので、欲しい造血細胞以外のものも入っている。GVHDを起こすものもある。必要なものだけを必要な時に「成分移植」できるといいのですが。
移植の前に行う放射線の照射や化学療法に高齢者は耐えられません。
目標は患者の年齢や体力に合わせた「オーダーメード」移植です。放射線を使わずに提供者の健康な細胞を患者の細胞と同居させ、次第に病気を駆逐するよう導く方法も研究中です。
末しょう血幹細胞移植も課題です。国内で約300例。成績は骨髄移植とほぼ同じ。採取する時に全身麻酔をしなくてすむなどの利点も多い。でも幹細胞を増殖させるため、健康な提供者に「顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)」という薬を使うので副作用などを慎重に見極めなければいけません。
HLAなど免疫こかかわる組織適合抗原の解析も進める。抗原をどこまで適合させるのか、適合しない方がよいものもあるのではないか。ほかのがんの治療につながる期待があります。
慢性関節リウマチなどの膠原病にも対象を広げたい。欧州などから、白血病と膠原病にかかっている人に移植したら両方治ったと報告されています。
医療の進歩について、こんな考え方があります。
治療法のない非技術の時代は病気になれば慰めるしかなく、医療費はかからない。さまざまな研究や試みがされる途上技術の時代は、医療費がかさむ。完成技術の時代になって治療法が普及すると、医療費は再びかからなくなる、と。
それでいうと、造血細胞移植はかなりの高額医療。まだまだ開発途上なんでしょうね。患者も医者も身構えなくていい、手軽な医療になるのが理想ですね。
原因究明が進み、移植の対象でなくなる病気もあるでしょう。患者本人の自己修復能力を使う医療も進むでしょう。でも、健康な人から提供される血液が重要であり続けるように、互いを助けるという移植医療は残っていくと思います。
(聞き手・五十嵐道子)
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白血病女性対象に...虎ノ門病院 2000年4月3日付け讀賣新聞より
骨髄移植に伴う放射線治療で妊娠の可能性がほとんどなくなる白血病の女性患者から卵子を事前こ採取し、夫の精子と体外受精して凍結保存する処置を、虎ノ門病院(東京都港区)産婦人科のグループが2組の夫婦に行っていることが2日わかった。
将来不妊になる患者の体外受精については、日本産婦人科学会の会告でも明確な規定はなく、論議を呼びそうだ。同科の古屋智医師が3日、徳島市内で開会中の同学会で報告する。
患者は急性前骨髄球性白血病の女性。ともに子どもが欲しいと強く希望し、古屋医師らは、▽骨髄移植が遅れ白血病進行の恐れがある ▽夫婦の一方が死亡するか離婚した場合は凍結受精卵は破棄する ▽受精卵は女性本人に戻す−−−などと夫婦に説明し、体外受精を昨年行った。
20代女性は卵子2個のうち1個が受精、30代女性は1個だけ採れた卵子が受精し、凍結保存。その後、2人とも骨髄移植を受けた。順調に回復すれば、5年後に受精卵を子宮に戻すという。
同様のケースは1996年に慶応大病院でもあり、夫婦2組のうち女性1人は元の病気で死亡、1人は治療中のため、受精卵は凍結保存を続けている。英国では出産に至ったケースが94年に報告されている。
骨髄移植では、がん細胞を殺すため、事前の抗がん剤投与、全身への放射線照射の方法が取られる。その際、女性患者のほとんどが卵子を作れなくなる。
同学会の見解は、体外受精以外に妊娠の見込みがない不妊患者に対象を限定している。
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(敬称略・順不同)
匿名(20,000円)、早川 栄治(8,000円)
霜村 紀三子(8,000円)、母袋 創一(8,000円)
中根 みち子(2,000円)、匿名(3,000円)
崔 千晃(30,000円)、匿名(1,000円)
成戸 建之(3,000円)、坂田 明(3,000円)
匿名(8,000円)、内山 由香里(8,000円)
永井 治彦(3,000円)、小林 政江(3,000円)
吉永 安秀(3,000円)、関 茂樹(8,000円)
竹内 さゆみ(3,000円)
ジャスコ店内設置募金箱(54,540円)
会費納入に合わせて、たくさんの方からご寄付をいただいております。
ジャスコ様の店内に設置していただいている募金箱からもご寄付をいただきました。
多くの皆様の温かい支援のお気持ちを大切に活動を継続してまいります。有り難うございました。
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